地域レベルの国際化 2

彼女たちが地域に定着し、さわやかな気持ちで暮せるには幾重もの困難をのりこえなければならないでしょう。


そして、もし彼女たちの定着が円滑に進み、日本の農村で日本人の夫と共に農業を行うことが彼女たちに安心と自信をもたらすならば、それは地域レベルの国際交流に新しい可能性をもたらすことになります。


もう過去のことになろうとしていますが、あの高度成長の頃、全国の農村からは東京をはじめとする30都市へ男たちは農閑期に出稼ぎに出ていきました。


その留守をあずかった女性と子供たちは辛い思いで過ごしました。


しばしば出稼ぎに出ていった夫は帰らず行方知らずになりました。


家庭崩壊の悲劇も起こったでしょう。


・・・・そうした苦い思い出のある地域がもしいま遠く故郷を離れ異郷の男性と結婚した女性をやさしく受け容れることができるならば、それは他人の辛さを自分のものとする豊かな感受性を示しうることになります。


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