森林の生産物 2
熱帯各国の政府は、自然林と単一樹種のプランテーションとを区別できないことが多いのです。
保護論者のウィリアム・マイヤー博士は、1977年、ウィスコンシンのマディソンで開かれた「熱帯森林の利用促進に関する会議」における、妨害行為を経験しています。
会議では、保護論者のグループは、森林の合理的利用を訴えました。
そして会議の議事録を出版するときになったら、そのグループの論文は除かれたのです。
マイヤー博士によれば、会議に出された論文のほとんどは、小枝や枝さえをもチップボードや紙パルプに変えたりする機械の性能とか、自然林を単一なマツのプランテーションに変えるといった話題を取り扱ったものでした。
森林経済のありかたは、明らかに世界の生態系への関心に逆行するものです。
単一樹種で植林された森林は、自然林とは比較になりません。
現代の組織培養法により個々の木の無性生殖が可能になったので、まったく多様性が見られないのです。